子供の習い事はダンスが良い!?脳科学者も太鼓判!
ダンスは、脳へ良い影響を与えることがわかっています。
最近、話題になっているリズム感や感性を豊かにするリトミックという習い事もあるくらい、リズム運動は注目されていますからね。
ここでは、人気の子供の習い事であるキッズダンスの効果を紹介します!
脳科学者が太鼓判!子供の習い事トップ5&効果
ダンスは2位に選ばれている
脳科学者たちがオススメする「脳の発達に良い!」習い事でダンスは2位に選ばれています。
[1位] ピアノ(同時処理能力UP)
[2位] ダンス(脳の瞬発力UP)
[3位] スイミング(思考力UP)
[4位] 器械体操(情報吸収力UP)
[5位] そろばん(記憶力UP)
ピアノはなんとなく頭に良さそうなイメージがありますが、いくつもの習い事がある中でダンスが2位ってスゴいですよね!?
具体的なダンス効果は何があるのか?番組で紹介された内容や、その他の脳に与える影響について調べた内容を6つにまとめました。
ちなみにですが、ダンススクールで習っているダンスの種類は、ヒップホップなどのストリート系ダンスが7割以上と、ダントツの人気があります!
※ 株式会社ヤマハミュージックジャパン調べ
キッズダンスの年齢についてはこちら
>3歳からじゃ早すぎる!ダンスは何歳からがベスト?
脳に良い!キッズダンス効果
1.脳の瞬発力がアップ!
脳科学者の加藤博士によると「ダンスは脳の瞬発力にかなりの影響を与える」とのこと。
脳の瞬発力とは、頭を切り替える力のことで、「いつまでもスマホやゲームをやっている子供は、頭の切り替えができていないから」で「今の子供たちにはとても必要な力」と言われています。
頭の切り替えは、脳の運動野(身体の動きを考え指令を出す場所)を鍛えることが大切で、ダンスは音楽に合わせて急に動いたり止まったり、スタートとストップの動作が繰り返し起こるため、運動野を鍛えるのに最適だそうですよ!
2.同時処理能力がアップ!
ダンスは、複雑な動作が多く、足や手をバラバラに動かします。
こういったダンス特有の動作は、情報処理を担う前頭前野が刺激され、同時処理能力をアップさせるのに効果的とのこと!
※ 同時処理能力とは、3品の料理を同時に作る、話を聞きながらメモを取るなど、複数の事を同時進行する能力
3.記憶力がアップ!
これは、ホンマでっかで言われていましたが、澤口先生によると、運動の記憶と言語の記憶は脳的に似ており、ダンスの振りを覚えるのが得意な人は、言葉を暗記するのも得意な傾向があるそうです。
また、ある研究では、ダンスを行なうことで、記憶を司る脳の海馬領域が増加し、記憶力やバランス能力もアップしたというデータもあります。
※ 研究は63-80歳の52名の健康な高齢者を対象にし、26名がダンス教室を週1回の合計18か月間実施したもの
4.右脳が鍛えられる
右脳は感覚的なセンスに優れ、音楽は右脳の刺激に有効と言われているため、音楽やダンスといった芸術には「 右脳を鍛える」効果が期待できます。
5.運動神経に良い影響が出る
ダンスは視覚や聴覚と身体の動きを連動させ、これによって脳の動作を司る部位と知覚を司る部位を連携させる力が身に付き、これが運動神経に大きく関わってくるようです。
6.音感を養う
聴感覚は4〜7才期に急激に発達するため、この時期にさまざまな音楽を聴いたり、踊ることは音感にとても効果的!
音楽やダンスに触れる機会が多いほど、豊かな感性や音楽的センスが磨かれます。
脳だけじゃない!キッズダンスに期待できる12の効果
先程、脳に関連した効果を紹介しましたが、脳だけでなく、ダンス効果は心身ともに良い影響がたくさんありますよ!
また、ダンス必修化対策にもなりますね。
>ヒップホップダンス必修化の現状とは?現場の声や対策
1.身体機能が高くなる
ダンスは全身運動なので、基礎体力や柔軟性などがアップします。
楽しく体を動かして、体力や筋力が培われるのは嬉しいですよね。
2.リズム感が身に付く!
複雑なリズムが組み合わされているダンスは、自然とリズム感がアップします。
また、リズム感がある人は運動能力が高いという結果も出ており、サンバやヒップホップなどダンスが身近にあるの中で育つ外国人選手たちは、子供の頃からリズム感が鍛えられているため運動能力も高いそうです。
※ スポーツ研究所「スポーツとリズム感」(メーテレ)
リズム感は、サッカーのドリブル、ランニング、ボクシングのコンビネーションのように、スポーツにはそれぞれ特有のリズムがあるため、ダンスだけでなくスポーツをするならリズム感は大切です。
現在ではサッカーの練習法の中に、リズム感とフィジカルを同時に鍛えるための「サッカービクス」というものもあるくらい重視されています。
3.表現力を養う!
ダンスは、曲からイメージしたり、体を使って自己表現するものです。
曲の雰囲気に合わせて、躍り方だけでなく、表情や気持ち変えたりして、「自分の内面を体で表現する」ので、幅広い表現力が養うことができます。
4.社交性アップ!
ダンススクールやチームを組むときに、インストラクターや友達とのコミュニケーションが欠かせないので、ダンスを続けていると自然と社交性も高くなります。
引っ込み思案だった子供が、ダンスによってコミュニケーション力が培われ、積極的になれたり、性格が明るくなった、というのも多いのではないでしょうか。
5.協調性が身に付く!
ダンススクールでは、他の子供たちと一緒にレッスンを受けることが多く、チームを組むときもそうですが、集団の中で仲間と頑張っていくことで協調性が身に付き、学校以外での仲間意識や友達との絆を築くことができます。
6.自信が持てる!(自己肯定力)
ダンスは自分の成長を感じることができ、「 ステップができるようになった!踊れるようになった!」という達成感を得やすいです。
多くの達成感を積むことで、自信や自己肯定力がアップし、「やればできる!」「やってみよう!」という前向きな気持ちが生まれます。
自分に自信を持つことができれば、自然と性格も前向きになるし明るくなります。
7.親子のコミュニケーションアップ!
習い事の中でも、ダンスは親子のコミュニケーションが取りやすいです。
一緒にストレッチをしたり、音楽を聴いたり、軽く踊ってみたり、親子で共通の話題や夢中になれることがあればより絆も深くなります。
一緒に触れ合うことで、子どもの満足度と安心感が高まり子供のやる気を引きだします。
また、軽くリズムをとったり、音楽を聴くだけでもリフレッシュになるので、子供とのコミュニケーション+あなたのストレス発散で一石二鳥ですね!
8.ダンス必修化対策になる!
小学生(高学年)や中学生で、ダンスが必修科目になった影響もあり、ダンスの習い事は増えています。
とくに、中学に入ると、すでにダンススクールに通っている子供も多く、成績にも大きく影響するため、親としては何かと心配になるところ。
ダンス経験がないのに、いきなり授業で踊らされたり人前で発表させられるのは、誰だって苦手意識があるし結構キツいと思います。
授業に備えてダンスをやっておけば、人前で自己表現したり何かを発表する対策になりますよ!
9.将来の可能性を広げる!
体で表現したり、いろんな音楽を聴いたり、芸術的なことに触れることによって、新たな興味に繋がったり、感受性が豊かになります。
たとえダンスの世界に進まなくても、ダンスをすることで子供の可能性を大きく広げてくれるでしょう。
10.忍耐や精神力が鍛えられる!
ダンスは運動神経がよくてもすぐに踊れるようにはなりません。
何度も練習して根気強く続けることが絶対に必要です。
諦めずに努力する過程や、そこで得られた達成感は、さまざな壁や困難に立ち向かう力になります。
またステージで踊る機会が多いと、プレッシャーの中でも負けずにトライする気持ちや、人前でも動じない強い心も生まれます。
11.集中力が培われる!
ダンスはリズムを刻みながら複雑な動作を繰り返すため、思い通りに体をコントロールして動かすためには、色んな場所を集中して意識しなければいけません。
また、しっかり音楽を聴いたり、限られた時間で振り付けを覚えるので、高い集中力が身に付きます。
12.長く続けられる趣味になる!
習い事の多くは中学生で辞めてしまいますが、ダンスは年齢が高くなっても人気が衰えず、長く続けることができるのも魅力ですね。
さいごに
ダンスは、体力や筋力といった身体面だけでなく、音楽を聴く集中力、音楽やリズムをイメージする想像力、体で表す表現力など、ダンス効果は多岐にわたります。
スポーツは運動神経を鍛え、知能などの脳の発達にも重要な影響があると言われているため、まさにダンスは楽しく体を動かしながら、心も体も成長させてくれるので最高の習い事ですね!