ストリートダンスの種類と人気ジャンルを一挙にご紹介

全15種!王道のストリートダンスの種類と人気ジャンル

ストリートダンスの種類

一口にストリートダンスといってもたくさんの種類があり、時代に合わせて新しいジャンルも生まれています。

 

ここでは、ストリートダンスの王道として最低限知っておいてほしいものから、ちょっとマニアックなものまで全15種類をご紹介!

 

なるべく簡潔にわかりやすく紹介しているので参考にしてくださいね。

そもそもストリートダンスとは?

ストリートダンスとは、簡単に説明すると1つの種類ではなく、さまざまなダンスを含んだ総称です。

 

ストリート=路上という意味があり、広義では路上で踊られてきたダンスのことで、ストリートダンスと呼ばれるようになりました。

 

一般的に言われるストリートダンスは、1960年〜1970年代以降にブラックミュージックの影響で生まれたダンスを指し、ビート(拍)に合わせてリズムを取りながら踊ります。

 

ストリートダンスは、「ダウン」と「アップ」という独特のリズム取りがあり、ほぼすべてのストリートダンスに共通する動き(リズム)です。

 

1960年以降にストリートダンスは生まれたので、バレエや民族舞踊などのダンスよりもまだまだ歴史が浅く、そして、時代とともに変化・進化しています。

ストリートダンスの代表的な種類(ジャンル)

まずは、ストリートダンスを始めるなら、最低限、知っておいてほしい代表的な種類がこちら!

 

  • ブレイキン
  • ロック
  • ポップ
  • ヒップホップ
  • ハウス

 

この5つがストリートダンスの王道であり代表的なジャンルです。

 

ダンススクールでも必ずといっていいほど習えるジャンルなので、ストリートダンスを始めるとなると、この5つのどれか多いのでは!?

 

ヒップホップを知ろう!起源や歴史を紹介」にて解説していますが、ストリートダンスは、オールドスクール・ミドルスクール・ニュースクールと時系列で各ダンスジャンルが分けられます。

 

ロック(LOCK)/ロッキン(LOCKIN)

ロッキンは1960年代後半〜1970年代に誕生したストリートダンスです。

 

音楽のROCKではなく、ロック=鍵をかけるという意味があり、激しい動きからピタッと鍵をかけるように、身を固めてポーズをとる動きが特徴です。

 

代表的な動きには、体を固めるロック、指をさすポイント、手首をクルクルと巻き上げるトゥエルがあります。

 

衣装は、ボーダー柄の服やスーツにハットを被ることが多く、特徴的な動きでとてもコミカルなダンスです。

 

動きが分かりやすいので、初心者でも覚えやすく楽しめます。

 

フラッシュモブで踊られていることも多く、代人数で踊るとかなり迫力があってキレイに見えます。

 

芸能人だと、中居正広さん、DAPUMPのISSAさんやKENZOさんが得意とし、KENZOさんはロックの世界大会で優勝しています。

 

ジャニーズの振り付けでもよく使われていますね。

 

ポップ(POP)/ポッピン(POPIN)

ポップを踊る人について、ポッパーと呼ばれています。

 

1960年〜1970年代に生まれたダンスで、パントマイムやロボットの動きから、Boogaloo Sam(ブガルー・サム)が考えたとされています。

 

POPは筋肉をはじくという意味があり、身体の各部位の筋肉をはじいて、メリハリのある動きが特徴です。

 

筋肉を弾くヒット、体に波を通す動きのウェーブ、各部位を回す動きのロールなどが代表的な技です。

 

マイケルジャクソンの代名詞である、ムーンウォーク(バックスライド)も、ポップダンスの一部です。

 

アニメーション、ブガルー、ロボットダンスなどもPOPに分類されます。

 

ブレイキン(BREAKIN)

ブレイキンは1970年代にニューヨークのサウスブロンクス地区で発展したストリートダンスです。

 

ビーボーイング/B−BOYINGとも呼ばれ、B-BOYはブレイクダンスを踊る人を指し、男性ならB-BOY、女性ならB-GIRLと表現されます。

 

ブレイクダンスは、主にエントリー・フットワーク・パワームーブ・フリーズの4つの要素から成り立っており、立ち踊りよりも床で技を繰り出すのが特徴です。

 

  • エントリー=立踊り
  • フットワーク=床でステップを踏む(足運び)
  • パワームーブ=頭でくるくる回る・逆立ちで飛び跳ねるなどの大技
  • フリーズ=最後の決めポーズ

 

ストリートダンスの中で、最も派手でアクロバティックな技が目立つジャンルです。

 

芸能人だと、パイオニアの風見しんごさんをはじめ、岡村隆さん、佐藤健さんが有名ですね。

 

ブレイクダンスは、世界的に見て日本のレベルが高く、世界大会(RedBull BC One・Battle of the Yearなど)で多くの日本人が優勝しており、日本人の活躍が目立ちます。

 

そういえば、日本のユースオリンピックの種目にも選ばれていますね!

 

伝説的チーム「Rock Steady Crew(ロックステディクルー)」や「New York City Breakers(ニューヨークシティーブレイカーズ)」の名は忘れるべからず・・

 

>一目でわかる!ヒップホップダンスとブレイクダンスの違いとは?

 

ヒップホップ(HIPHOP)

ストリートダンスといえば、ヒップホップをイメージする人は多いんじゃないでしょうか。

 

ストリートダンスの代名詞的な存在ですが、ヒップホップダンスは他のジャンルと比較していろんなスタイルがあるため、最も定義するのが難しいジャンルです。

 

ヒップホップダンスの種類や解説はこちら

 

1980年代から1990年初頭に誕生したとされており、それまでにあったブレイキンやポッピンなどの影響を受けて生まれました。

 

今は、ヒップホップ音楽で踊る=ヒップホップと捉えられています。

 

各ダンスジャンルの要素を取り入れた、自由度の高い型にはまらないジャンルと言えるでしょう。

 

ヒップホップダンスは立ち踊りが基本で、代表的なステップに、ランニングマンやクラブステップなどがあります。

 

昔と比べてスタイルやステップがかなり増え、音楽の流行や地域ごとに新しいダンスが生み出されています。

 

ここ数年で言えば、ステップだと手を振るネイネイ、足を蹴るシュートダンス(DAPUMPで流行りましたね)、バレエやジャズの要素を取り入れたスタイルヒップホップやジャズヒップホップなども新しく生まれたダンススタイルです。

 

ヒップホップダンスは、EXILE・三浦大地など、多くのアーティストが独自にアレンジしながら取り入れています。

 

>日々進化!ヒップホップダンスの種類(スタイル)

 

ハウス(HOUSE)

ハウスは、1980年代にシカゴでハウスミュージックを元に生まれたダンスです。

 

クラブでおなじみのハウスミュージックやEDMを使います。

 

早い音に合わせて、躍動感がある足技(ステップ)が特徴です。

 

細かくて華麗な足さばきは、スタイリッシュで迫力があり、オシャレなジャンルだと思います。

 

TRFのSAMさんが得意としており、世界的に活躍している日本人ダンサーもたくさんいます。

 

その他の広く知られているジャンル10種

上記の5つに加えてぜひ知っておいてほしいジャンルを軽く紹介しますね!

 

ニュージャックスイング(NEW JACK SWING)

ヒップホップダンスに分類されることも多いですが、一つのスタイルとして確立されています。

 

ニュージャックスウィングは、本来はダンスではなく、1980年代後半〜世界的に流行した音楽のジャンルです。

 

スピードの速い曲でハネるノリに合わせて、ステップを多用して踊るのが特徴です。

 

ソウルダンス(SOUL DANCE)

ソウルダンスは、ソウルミュージックで踊るダンスの総称です。

 

1960年代に生まれ、ソウルダンスは、さまざまなジャンルに応用されています。

 

全てのストリートダンスの原点といっても過言ではありません。

 

アニメーション(ANIMATION)

ポップから派生したジャンル。

 

アニメーションにおけるコマ送りの動作が語源で、ポップよりもトリッキーで人間離れした動きが特徴です。

 

 

芸能人だと、須藤元気率いるアーティスト集団WORLD ORDERなども取り入れてるよ!

 

クランプ(KRUMP)

クランプは、サウスセントラル(ロサンゼルス)の犯罪が多発する超危険地区が発祥です。

 

Kingdom(神の国)・Radically(素晴らしい)・Upliffing(精神的高揚)・Mighty(偉大)・Praise(神への称賛)の5つの言葉の頭文字KRUMP(クランプ)という名前がつきました。

 

足を踏みつけるストンプ、胸を突きだすチェストポンプ、腕を振り下ろすアームスイングの3つの動きで構成され、攻撃的で感情を体で表すのが特徴です。

 

グループで踊るというより、お互いを高め合うセッションで踊る感覚です。

 

2006年に「RIZE」というドキュメンタリー映画が日本で公開されて、当時はかなり話題になりました。

 

EXILEのNAOKIさん、岩田剛典さん、関口メンディーさんらが踊っています。

 

ワック(WAACK)/ワッキング(WAACKING)

1970年代のロサンゼルスのゲイカルチャーで生まれたダンスです。

 

ディスコミュージックに合わせ、腕をムチのように振り回したり、 体に腕を巻きつけるような動きが特徴。

 

腕を振るだけでなく、ターンも多く使われ、激しくもありセクシーなダンスです。

 

ヴォーグ(VOGUE)/ヴォーギング(VOGUEING)

ファッション雑誌「ヴォーグ」のモデルのポーズに似ていたことから、ヴォーグと名づけられました。

 

アメリカ都市部のゲイクラブシーンで広まり、ヴォーグには主に3つのスタイルがあります。

 

  • オールドウェイ

    1980年代の左右対称の流れるようなキレイな動作

  • ニューウェイ

    1990年代の手足のねじれや手先や手首の早業が強調される動作

  • フェムスタイル

    1990年代後半のジャンプやアクロバットな動きが特徴

 

マドンナの「Vogue」というミュージックビデオで世界的に有名になりました。

 

ビバップ(BEBOP)

古き良きジャズミュージックに、合わせて踊る、ダンススタイルです。
タップダンスから、強い影響を受けており、スピン、ジャンプなど、アクロバティックな要素も取り入れた、スピード感あふれるステップが特徴的です。

 

BEBOP(ビバップ)の、名前の由来は、BEBOPという、音楽ジャンルで踊られていたことから、そう呼ばれるようになりました。

 

人気が高いダンスジャンルとは?

人気が高いストリートダンスとしては、最初に挙げたロック・ポップ・ブレイキン・ヒップホップ・ハウスの5つのジャンルがあります。

 

これらは、ストリートダンスの中で知名度が高く、他のダンスジャンルと比べてダンス人口も多いです。

 

この5つの中から、男女別で人気があるジャンルを僕の主観になってしまいますがご紹介します。

 

男女ともに人気が高いダンスジャンル

ストリートダンスで最も人気が高いジャンルはヒップホップです。

 

ダンススクールでも必ず習えるジャンルなので圧倒的な知名度を誇ります。

 

いろんなアーテイストが踊っているので興味を持つ方は多く、ダンス自体は女性が多いですが、ヒップホップはスタイルが多種多様で男女ともに人気があります。

 

>やらにゃ損!ヒップホップダンスが初心者にオススメの理由

 

男性から圧倒的に人気が高いのはブレイキン

アクロバティックな技は目立ち度抜群!

 

派手な動きが多く、とにかくカッコいいので、男性からの支持がずば抜けて高いです。

 

女性のブレイクダンサーもいますが、男性のダンス人口が圧倒的に多いです。

 

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2つのジャンルが一気に学べますよ!

 

さいごに

あなたが気になるダンスジャンルはありましたか?

 

どのジャンルも基礎が大切なので、ダンスをやる場合は基礎をお忘れなく!

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