ダンスの開始年齢は40代以降!現役ダンサーをご覧あれ!!
ストリートダンスといえば、ヒップホップダンスやブレイクダンスなどがあります。
腰パンをしたり派手な格好をしたりと、若者文化として捉えられがちですよね。
ですが、今や30代からダンスを始めるのは当たり前のようになっていますし、40代以降でもダンスにハマる人も増えているんですよ!
ただ、僕の本音をいうと、無責任に40代からでも遅くないよ!とは言いたくない。
やはり、40代からダンスを始めるとなると、30代からダンスを始めるよりも年齢の壁があるからです。
そこで、40代以降でダンスを始めるのに、気を付けて欲しいポイントや、40代以降からダンスを始めて、現役で活躍しているスーパーアラ還ダンサーを紹介します!
紹介しているのは40代以降のダンサーたちですが、30代でダンスを始めたいとお考えの方にも、ぜひこのページを読んでほしい。
ダンスは30代じゃ遅いと思っていたり、40代以降なんてもう無理でしょ、と言われることも少なくありませんが、本当にそうでしょうか。
これを読んだら「ダンスに対する不安」がふっ飛び、「年齢で悩むこと」がアホらしくなるでしょう。(笑)
40代や50代の年齢でダンスを開始するのは無理?
冒頭でもお伝えしましたが、40代の年齢からダンスを開始することは可能です。
遅いか早いかでいうと「遅い範囲」です。
今は高校生でダンスを始めるのさえ遅いなんて言われますからね。
やはりダンスを始めるなら、とにかく早い方がいいです。
30代の開始年齢なら体力は十分あるし、40代でもまだ大丈夫。
50代以降が開始年齢となれば、現実的にいくらやる気があっても、どうしても体力的に厳しくなります。
体力があるうちにダンスを始めた方が習得の時間も早くなるし、パワーもあるので踊り方の幅も広くなります。
ですが、注意点はあるものの、40代や50代からダンスを始めることは全く問題なし!
後述していますが、40代以降でダンスを始めたアラ還ダンサーをみればよくわかります。
ダンスの開始年齢なんて関係ないのです。
40代からダンスを始めたいと思うきっかけ
40代以降でダンスを始めたいと思うきっかけは、以下のようなものがあります。
- 友達に誘われる
- スポーツジム経由
- 本能やダンスへの憧れ
あなたも当てはまる、ダンスを始めたいと思うきっかけがあるのではないでしょうか。
1.友達やインストラクターに誘われる
友達に誘われたり、子供のレッスンで、「親御さんもどうですか?」とインストラクターに誘われるなど。
友達やインストラクターの何気ない一言がきっかけになるパターンですね!
2.スポーツジム経由
ダイエットや運動不足解消のために通い始めたスポーツジムのレッスンに興味を持つパターン。
ジムのレッスンプログラムは会員であれば無料なので、スタジオでのレッスンに思い切って参加してみたらいつの間にかダンスにハマってしまった!という方は多いみたいですね。
中には、スポーツジムでは物足りなくて、もっと体を動かしたい!と、ストリートダンスに興味を持つ方もいます。
30代や40代以降は、スポーツジム経由でダンスを始めるこが多いです。
スポーツジムなら気軽に通えるし、ダンスで楽しく体を動かせて、ストレス発散やダイエットにもなる、まさに理想的な趣味ですね!
3.本能やダンスへの憧れで始める
昔からダンスを見るのが好きだったり、運動は苦手なのに音楽に合わせて体を動かすダンスはなぜか好きだった、気が付くと音楽に合わせて踊っている、ストリートダンスが好きだから、など。
何かきっかけがあったわけではなく、「踊りたいから」という本能タイプ。
実は僕もこのパターンで、何か特別なきっかけがあったわけじゃなく、「ダンスが好きだったから」ダンスを始めました!
また、小さなころからアクロバットな技に憧れがあったり、アーティストや映画などの影響もあって、ずっとダンスに憧れていたということもあります。
憧れはあっても、時間に余裕がなかったり、昔はダンスの認知度が低く、始めたくても恥ずかしかったりして、なかなかダンスできる時間がなかった方も珍しくないでしょう。
40代以降の現役アラ還ダンサーたち
ここからは実際にダンスを40代以降から始めた、現役のアラ還ダンサーたちを紹介します!
趣味の枠を越えて、CMに出たりとプロとして活動している方もいるのでビックリですよ!
※ 年齢は2021年当時
シニアモンスターズ
ダンスのクオリティの高さに、Bruno Marsがコメントし、話題を呼んだ日本のシニアダンス集団「シニアモンスターズ」のダンス動画です。
平均年齢59歳のおばあちゃん3人が着物でエネルギッシュにダンス!
センターがTORIさん(65歳)両サイドにいるのがムッシュさん(61歳)、たちフラワーさん(64歳)です。
アラ還とは思えないパワフルなダンスで、普通に踊れていてビックリ!
ムッシュさんとたちフラワーさんはbamboo shootというユニットを組んでおり、過去にコンテストに入賞したり、かんぽ生命のCMに出演しています。
下記はJAのPR動画ですが、センターでたちフラワーさんが踊っています。
TORIさんは40代からダンスを始め、ポップダンスを得意とし、若者に混じってイベントに参加したりCM(ベイシアやアテント)に出演しています。
3人ともソニーのウェブCM(MOTION SONIC PROJECT)に出演していて、海外でもがっつり活動されているゴリゴリのダンサーです。
日本が誇る71歳のブレイクダンサーB-BOY AMANO
シニアモンスターズに続いて、次はB-BOY AMANO(天野義廣)!
B-BOYとはブレイクダンサーのことで、天野さんがブレイクダンスを始めたのはなんと60歳から!
農作業のかたわらダンスを続けていて、現在は71歳でブレイクダンスはまだまだ現役です。
ブレイクダンスを始めたきっかけは、小4の頃に体操の授業で見た、空中回転というアクロバティックな技への憧れです。
もともと体が弱かったこともあり、なおさら憧れが強かったみたいですね。
そこから、中国雑技団やサーカスを見るようになり、映画「サタデーナイトフィ−バー」をみてからダンスもやりたい!と思うようになったんだとか。
ダンスを始めた当初は我流で、動画を見て自分なりに動きやすい形にアレンジして練習しています。
積極的にダンス活動を始めたのは、天野さんが住む勝山市に中村剛(ダンサーネームFLY)という世界的ダンサーも帰郷したのがきっかけで、レッスンに通うになったそうです。
この歳で若者でも難しいブレイクダンスを始めるなんて、ヤバイの一言!
しかも、71歳という年齢にも関わらず、床技を連発したり、チェアーや1点倒立など、初心者でも苦労する大技をやっちゃう強者です。
ブレイクダンスを始めて10年以上ですから、これだけの期間を続けられているのもすごいですよね。
映画「はじまりはヒップホップ」
こちらは海外ですが、ニュージーランドのギネス認定世界最高齢ダンスグループThe Hip Op-eration Crewというダンスチームです。
平均年齢はなんと83歳!
「はじまりはヒップホップ」というドキュメンタリー映画で、ラスベガスで開かれる世界最大のヒップホップ選手権への挑戦を追ったものです。
ダンスを楽しみ、若者たちとコミュニケーションする姿を映しています。
この年齢でヒップホップをやってるって、異次元というか、本当に勇気をもらいますよね。
日本(帯広)でもシニアダンサーとして、ラスベガスの世界大会を目指す動きがあるみたいなので頑張ってほしいですね!
40代以降からダンスを始めたい方の注意点
これからダンスを始めるのに色んな不安があると思います。
40代以降のあなたに、僕が「大切だな」「注意してほしいな」と思うことが6つあります。
- 自信を持つ
- 柔軟や基礎体力をつける
- 体のケアをする
- モチベーションの維持
- ダンスのジャンル選び
1.まずは自信をもって!
ダンスをやりたいな〜と思ったときに真っ先に気になるのが年齢だと思います。
「40代からストリートダンスなんてできるかな?」
「この歳でダンスを始めてもいいのかな?」
バックダンサーのようなハードに活躍するプロを目指すなら別ですが、趣味で活動する分にはたとえ40代以降からダンスを始めても遅すぎるということは全くありません。
寧ろ、やりたいことを見つけるのは素敵なこと!
前述した「シニアモンスターズ」のように、40代以降でダンスを始めても、ダンサーを仕事にすることも可能な年齢です。
不安な気持ちはわかりますが、自虐的になるとせっかくやる気があるのに頑張れないし、楽しめなくなってしまいます。
何事もまずは気持ちから!
ネガティブは止めて、ポジティブになりましょう。
2.柔軟や基礎体力をつけよう!
30代ならまだまだ動けますが、40代となると動けそうでう動けない微妙な年齢です。
日頃から筋トレやスポーツをしている方ならいいですが、長年、運動から遠ざかっていた方も多いはず。
50代となるとなおさら体力面での心配があります。
ダンスをやっていれば必要な筋力などは身に付くとはいえ、運動不足な体でいきなりダンスをやるのは体力がもちません。
何よりも、体に余計な負担がかかってしまい怪我の元になります。
ダンスをやるなら、自主的に柔軟や基礎体力を身付けましょう。
体力作りに役立つ筋トレはこちら
>>腹筋は効果なし!?ダンスで本当に必要な体幹の筋トレとは?
3.体のケアをお忘れなく!
40代からダンスを始める一番の壁は体力面。
体力作りだけでなく、体のケアやメンテナンスも大切です。
調子よくダンスをやっていても、次の日に疲れが残っていたり、体の回復には時間がかかります。
ヒップホップは怪我の少ないジャンルですが、体のケアを怠ると支障が出ます。
長く続けるなら、しっかり休息をとる、こまめに水分補給をする、運動前後にストレッチやマッサージをするなど、体のケアもお忘れなく。
運動中の飲み物や普段の食事に少し気を遣うだけでも全然違います。
ダンス前後に適したストレッチの詳細はこちら
>>ほとんどの人がやってる!ダンス前のNGストレッチと6つの解説動画をご紹介!
4.モチベーションの工夫をしよう!
ダンスに限らないですが、何事も続けることは大変です。
継続で一番難しいのがモチベーションの維持!
たとえば、最初はやる気があってスクールに通っても日がたつにつれて飽きたり、次第にやる気が薄れていったりしますよね。(^o^;)
モチベーションを維持するためには、目標を持つことが効果的!
「ステップができるようになる!」とか「振り付けを覚える!」とか「イベントに出る!」とか。
目標に基づいて行動すると、だんだんと「できない→できた」を実感できるようになります。
「昨日よりもステップができるようになった!」「体力に余裕が出てきた!」とか、小さな成功体験の積み重ねも、前向きな気持ちになれるし、やる気アップに繋がります。
他にも交流を増やしたり、仲間を作ったりすることも刺激があって有効です。
ダンスに慣れてからでいいので、モチベーションを保つために、こういった意識改革や工夫をしましょう!
ダンスチームや仲間の作り方はこちら
>>初心者でも問題なし!ダンスチームの作り方と注意点
5.ダンスのジャンル選び
基本的には、あなたが興味のあるジャンルのダンスを始めてください。
それを前提に、ストリートダンスにはいろんなジャンルがあり、年齢を問わずにオススメなのはヒップホップダンスです。
ケガのリスクが少なく、年齢に合わせた踊り方がやりやすいジャンルだからです。
たとえばブレイクダンスは見た目通り、アクロバットな技が多いですよね。
40代以降でブレイクダンスを始めたいとなると、体力やケガなどで挫折することも多いジャンルと言えます。
ただし、どのジャンルのダンスも、体力をつけて、無理をせず、体のケアをちゃんとすればそこまで心配になる必要はありません。
60代でブレイクダンスを始めた71歳の現役のダンサー天野さんも「無理はしない」ということをおっしゃっていて、だからこそ10年以上もダンスを続けられているんだろうな、と思います。
ヒップホップダンスだけでなく、全てのダンスは年齢に合わせて踊れますからね!
6.自分で練習できる環境を用意する!
独学もダンススクールも自分で練習しないと上達しません。
バリバリ活躍するプロを目指す訳じゃないし、そこまで上達しなくても楽しく踊れたらいいかな〜と考えている人も多いと思います。
でも、多少は上手くならないとやっぱり楽しめないんですよ。(^o^;)
どうせ始めるならカッコよく踊って輝きたくないですか?
それに、ダンススクールに通うだけでも充実しますが、周りは上手くなっていくのに、自分だけ下手ままじゃ気まずいですよね、、
ダンスを趣味にして長く続けるためにも、上達できるように自分で楽しく練習できる環境を準備しておきましょう。
練習環境といっても、大それたものではなくダンスは自宅でも練習できます。
練習時間の確保、間違った形で覚えないためにダンスDVDなどの見本、鏡など、練習するための環境を用意するだけで済みますよ!
40代でも遅くない!アラ還ダンサーを見習おう!
好きなことをやる勇気や行動力の凄さ
ダンスは決して軽いスポーツではないので、20代や30代ならまだしも、50歳を過ぎてダンスをやると言われた周りの人はさぞかし心配すると思います。
とくにブレイクダンスなんて、ただただ危ないですからね。(笑)
でも、「やりたいことをやる」その行動力や決断力は尊敬に値します。
僕自身も勇気をもらいましたし、動画を見てこれからダンスを始めたいあなたも、負けていられない!見習わないと!と刺激を受けませんでしたか?(^o^)
何かをかを始めるのに遅すぎることはない、ということを改めて学びましたし、決してキレイごとではないんですよね。
若さには勝てない、でも、ダンスは年齢に関係なく楽しめるし、年齢に合った躍り方があります。
動画を見てもわかりますが、みんな若者たちとダンスを楽しんでいますよね。
カッコイイに年齢は関係ない
ダンスを始めるなら早いに越したことはないですが、カッコイイに年齢は関係ないです。
ここでは40代以降でダンスを始めた方ばかりを紹介しましたが、みんな充実したダンスライフを満喫してますよね。
人生一度きり。
年齢に関係なく、人生の目標ややりたいことが見つかるなんて、そんな素敵なことはなかなかありません。
あなたも、やりたい!と思った今のチャンスを見逃さず、ほんの少し勇気を出して、憧れのダンスに1歩踏み出してみませんか!?
大人に嬉しい!ダンス効果が判明!!
ダンス効果は「ダンスを趣味にしよう!社会人に嬉しい12個の効果」でも書いていますが、それ以外に科学的に証明された身体的な効果が2つあります。
敏しょう性の回復
加齢による衰えが避けられないとされてきた「敏しょう性」が、ダンスで回復するというデータが発表されました。
強いビート(音)に合わせて、ヒップホップダンスを楽しむだけで、なんと、、
20代レベルに回復するというもの。
敏しょう性は、転倒予防や安全運転などにつながると期待されています!
幸福感がアップ!
こちらも最近の研究ですが、日常生活におけるダンスの効能を証明する研究によると、ダンスは多幸感をもたらすことが判明!
ダンスによって、脳内麻薬「エンドルフィン」を多量に分泌することが明らかになったのです。
体だけでなく精神的にも安定し健康でいられますね!
ダンスで生き方も変わる!
ここで紹介したダンサーたちは、ダンス動画が世界で評価されたり、ブレイクダンスに生き甲斐を見つけたり、とみんなダンスで人生を変えた方たちです。
心身ともに若さや輝きを取り戻し、生き方も変えてしまう、こういったことも素晴らしいダンス効果だと思います!
さいごに
ダンスは身体面だけでなく、心身ともに健康になれます。
僕は純粋にこれからダンスを始めるかたを応援したいですし、すでにダンスをやり始めた方は、これからも無理せず、元気に活躍してほしいと思います。