ダンスの振り付けって、ある程度経験がないと恐ろしいくらい思い付きません。(笑)
いくら振り付けが自由なものでも、どう体で表現したらいいのかまったく想像できないんですよね。
振り付けの作り方はいろいろありますが、まずは振り作りの第一歩として、初心者向けに超初歩的な振り付けの作り方を紹介します。
一からオリジナルの振り付けを作るのはかなり難しいですが、引き出しゼロの初心者でも短期間で簡単に振り付けが作れますよ!
振り付け作りの前に曲決めから!
振り付けを作る前にやっておくことが、曲を決めること!
曲の音、リズム、イメージなどから振り付けを作っていくので、曲を決めてから振り付け作りに進みましょう!
また、曲選びは、R&Bのようにゆったりしている曲よりも、早すぎない程度のノリがいいアップテンポな曲が初心者は踊りやすく、盛り上がります。
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初心者でも簡単!ダンスの振り付けを作る3ステップ
初心者さんでも簡単にダンスの振り付けを作る方法を3つの流れでまとめています。
振り付けが完成したら、ソロパートを作ったり、移動のタイミング、立ち位置の間隔などの構成を考えて、動画を取りながら修正していきましょう。
①コピーする(モノマネ)
まずは既存の振り付けで、あなたが好きなダンスの振り付け(動きやステップ)を見つけてコピーしましょう。
youtubeに投稿されているダンス動画、アーティストの曲のなかで気に入った振り付けやステップなど、真似たい振り付けを見つけてください。
色んなアーティストのPVを見たり、好きなダンサーやダンスチームの動画を探して、あなたが踊りたい振り付けを探します。
振り付け探しの注意点ですが、なるべくコピーしたい振り付けは、あなたが踊りたい曲と曲調が似ている曲から見つけてましょう。
振り付けは曲のイメージが反映されるので、アップテンポの曲で踊るのに、落ち着いた曲から振り付けを探しても、イメージが合わない振り付けに仕上がってしまいます。
振り覚えのコツはこちら
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②繋げる
次は、あなたがコピーした振り付けを好きなように繋げます。
繋げ方は自由ですが、コピーした振り付けが長い場合は、その状態(長いカウント)で別のコピーした振り付けと繋げてしまうと、繋ぎ目に違和感がでてしまうので、短いカウントに区切って繋げた方がいいです。
複数の曲から少しずつ振り付けをコピーして繋げるだけでなく、たとえば、一曲の中でコピーした振り付けが32カウントあるなら、8カウントずつに区切って同じ振り付けでも順番を変えて繋げることもできます。
また、コピーした振り付けをあなたが踊りやすい流れになるように、繋ぎ目に当たる振り付け部分を簡単な動きに変えたりして工夫しましょう。
コピーした振り付けを繋げるときは、繋ぎ目に違和感が出やすいので、そこをしっかり意識して繋げましょう。
③見せ場を作る
初心者の振り付け作りで忘れがちなのが見せ場です。
短いカウントなら別ですが、ダンス動画を作ったり、文化祭やイベントなどのショーで、一つの作品として踊る場合は見せ場は必須!
見せ場を一つ作っておくと、一気にダンスが映えるのでお忘れなく!!
まず、ダンスに使う曲の中で、盛り上がる音や、目立つ音、サビなど、どの部分を見せ場にするのかを決めておきます。
そして、見せ場の作り方は、既存のダンスの振り付けの中であなたが「うわぁ~凄い!」と感じる部分を見つけます。
たとえば、PV、テレビ、ダンスイベントなど、何でもいいので、とにかくあなたが「凄い!」と感じるシーンを探して参考にしましょう。
正直、見せ場を作っても絶対に盛り上がる確証はありません。
こればかりはやってみないとわからないので、どうすれば盛り上がるのか、という答えがないんですよね。
なので、あなたが「凄い!」と感じたシーンを一つの目安にすると、見せ場を作りやすくなります。
アクロバットな技を見せ場に持ってくるのもいですね。
オリジナルのダンスの振り付け作りのコツ
一から自分で振り付けを作ったり、上記で紹介した真似から作った振り付けを軸に、よりカッコよくして、あなた独自のオリジナルの振り付けにするコツを5つ紹介します。
1.曲をイメージする
あなたが振り作りをする曲をよく聴いてイメージしましょう。
具体的には、
- どんな曲なのか
- どういう雰囲気やインスピレーションを感じるのか
- 踊りたい振り付けとこの曲が合っているのか
など、曲から様々なことをイメージしたり感じとりましょう。
曲をよく聞いて理解することで、どんな踊りが合うのか、イメージが浮かんだり、曲に合いそうな振り付けが作りやすくなります。
2.曲の音やリズムを知る
ダンスに使う曲中にある音とリズムパターンを知ることも大切です。
曲には、「ドン・ドン」「パン・パン」「ズン・ズン」など、よく使われる音やリズムパターンがあります。
いかつい曲は「ドン・ドン」や「ボン・ボン」と重めの音が使われていますね。
音やリズムはダンスをイメージしやすく、ステップや振り付けを当てはめることができます。
振り付け作りは曲のカウントがわからなくなったり混乱するので、曲のカウントやアクセントになる音などを紙に書き出して、それをもとにダンスの構成を考えて振り付け作っていくといいですよ!
カウントの数え方や書き方がわからない方はこちら
>「ダンスの超入門」カウントの数え方を優しく一から解説
また、使う曲は明るいのに、あなたがコピーした振り付けは重めで迫力のある動きだったら合わないですよね。
どんな音やどんなリズムで音が使われているのか、使う曲を理解しておきましょう。
3.上半身の動きを変える
真似したい振り付けをそのままコピーするのではなく、たとえば、ステップだけを真似て、上半身の動きを変えるなど、これだけでも見え方が全然違います。
両手を広げる、腕を前後に振る、頭に手を添える、首を左右に動かす、腕を曲げる、など、上半身の動きを変えたり、動作を一つ加えるだけで、同じステップでもまったく違って見えますよ。
一気にオリジナル感がでるので、上半身の使い方を意識してみてください。
また、真似たい振り付けの中に、どうしても今の自分のレベルではできないような難しい振り付けがあれば、一部の動作を省いたり簡単な動きに変えましょう。
4.ダンス勉強(研究)をする
ダンスは表現なので、何も知らない状態でも振り付けを作れますが、いろんなステップや振り付けを知っているのと知らないのとでは大違い!
知識がないとアイデアも生まれにくいので、ダンスの引き出しを増やすために、ダンサーやアーティストの振り付けを見て勉強しましょう。
たとえば、ダンススクールならいろんな振り付けをレッスンの時間内で覚える必要があるので、コピー能力が磨ける場所とも言えます。
また、ダンスDVDは多様なステップの応用が学べたり、DVDでしか見れないダンサーのショーケースがあるので、振り作りにかなり参考になりますよ!
スクールに通う時間がない人やゆっくり振り付けを学びたい人はダンスDVDが最適です。
あとはSNSやTiktokやInstagramもダンス動画は沢山あります。
5.とにかく動いてみる
振り付けを考えているときに、頭の中に曲のイメージはあるけど振り付けが思い付かないと固まってたり、座った状態で考えこんでしまいがち。
これは僕もよくやっていましたが、たいてい、こうゆうときって良い振りつけが思いつきません。
反対に、振り付けがバンバン出てくる人は座っているよりも体を動かしながら考えていることが多かったです。
不思議ですが、体が動いているだけで、座り込んで考えているときよりも浮かびます。
ずっとその場で考えるのではなく、たまには曲を流しながら体を動かしてみましょう。
100%オリジナルのダンスの振り付け作りを目指すために
ダンスの振り作りは発想力やアレンジする能力とも言えます。
誰だって多かれ少なかれ、何かしらヒントを得て創作していきますよね。
ダンスなら、既存の振り付け、ミュージカル、動物の動き、日常生活での動作など、あらゆるものが現状を打開する新たな発見になります。
ここでは、初心者向けの振り作りとして、
- あなたが真似たい既存の振り付けをコピーして
- コピーした振り付けをあなたが踊りやすいように繋げて
- 繋げた振り付けに見せ場を加える
大まかにこの流れで振り付けを作って、そこにあなたのアイデア(アレンジ)を足したり引いたりする方法を紹介しました。
ただし、これはあくまでも初心者が振り付け作りに慣れるための一つの手段や作業でしかありません。
この方法は単なるコピーを繋げるだけの作業にしてしまう人が多く、その癖がついてしまうと振り付けのコピーに追われてしまい、考える力が養われず、自分で一から振り付けを作れなくなってしまいます。
色んなダンスの振り付けをコピーして引き出しを増やすことも大切ですが、ダンスは曲から感じた自分のイメージを一から考えてそれを体で表現してこそ!
そのためには頭を使うこと=想像することを忘れないでください。
ただ単に振り付けを真似するのではなく、真似たい振り付けにはどんな意味があるのか、曲を聴きながらしっかりイメージすることで創造力が鍛えられます。
歌詞の意味や曲のリズムや音など曲自体を理解して何をどう表現したいのか、頭で考えてイメージしましょう。
そして、実際に体を動かしてイメージを形にする努力をすることで、少しずつあなた独自の振り付けが作れるようになりますよ!
※ 歌詞の意味にとらわれすぎると逆に振り付けがダサくなってしまうので、ポイントとなる歌詞を見つけて動きを当てはめましょう。
ダンスの振り付けの作り方のまとめ
初心者の振り作りは、最初は既存の振り付けをコピーして繋げて、コピーした動きにオリジナルを付け加えて変えていく方法がやりやすいです。
本当はゼロベースで完全にオリジナルの振り付けを作るのがベストですが、いろんな振り付けを経験して、それを組み合わせたりアレンジすることでオリジナルが生まれます。
センスを磨くためにも、まずは、既存の振り付けを軸に少しずつ手を加えて変えていく作業で振り付け作りを始めましょう!
最初はモノマネ(コピー)から始まったものでも、しっかり頭で考えながら自分流にアレンジしていくと、オリジナルが生まれていきアイデアも増えます。
ダンスは表現なので、もの作り(振り付け)する上で、イメージ力や発想の転換はとても重要ですよ!