ダンスは子供に人気がある習い事の一つですが、子供にダンスを習わせるって、実は結構大変なんですよ。
子供のためにもあなたのためにも、ダンススクールを検討されているなら、いきなりスクールに通わせるのは注意が必要です。
ここでは、ダンススクールでよくある親同士の深刻なトラブルや対処法を紹介します。
キッズダンスはスクールでの悩みも多い
キッズダンスは習い事として人気がありオススメされていますが、ダンススクールに通う上で不安要素も多々あります。
1.インストラクターの経験不足
子供は飽きやすく集中力も短いので、レッスンの進め方を工夫したり、接し方に注意する必要があります。
キッズダンスの指導は頭を使うので、単にダンス指導が上手いだけじゃダメなんですよね。
キッズダンスが活発になったのはまだまだ新しいです。
ニーズがあるのでキッズクラスを設けるスクールは増えていているものの、ちゃんと子供を理解して、まともにダンス指導ができるインストラクターが少ないのが現状です。
また、ダンススクールによって、何を目的としているのか、先生の実力や好みによって、指導方法も全く違います。
他の習い事に比べてダンスはその辺の違いが大きく出るので、レッスンの体験や見学は習う前に必ず受けましょう。
2.習わせる年齢の問題
ダンスはいつから始めなければいけないという年齢制限はないですが、何歳から習わせるか、年齢は結構重要です。
スクールでは3歳から習えるところもありますが、年齢が早ければいいとも限りません。
3.時間と費用の覚悟が必要
ダンススクールが近くにあればいいですが、時間に余裕がないと、通わせること自体がが難しくなります。
ダンススクールによって、保護者の当番(清掃などのお手伝い)がある場合もあるので、ちょっと大変な部分もあります。
また、ダンスは、月謝や年会費など、他の習い事と比べて高めです。
レッスン費だけでなく、発表会などの衣装代やイベントの参加費など、レッスン以外の出費が多く、ある程度の出費は覚悟しましょう。
4.できる子できない子の区別がはっきりしてくる
ダンスの上達スピードは人それぞれですが、どうしても得意な子供と苦手な子供でレベルに差が出てきます。
数ヵ月や半年に1度のペースで定期的にスキルチェックを行うスクールがあったり、実力によってクラスが分けられているところもあります。
競争心が身に付いたりさらにレベルアップできるメリットもありますが、露骨に差が出てしまうので、ダンススクールのシステムの確認や、ダンスが初めての場合は慎重になった方がいいでしょう。
キッズダンスの親同士のトラブルがヤバイ?
キッズダンスを何歳から習わせるのか、年齢も悩みどころですが、親同士のトラブルもあります。
嫌がらせやポジション争い
人間同士のトラブルは学校や会社でもあるように、ダンススクールだって例外じゃありません。
例えば泥沼のポジション争い。
ダンスのセンターに選ばれなかったら「なんでうちの子じゃないの?」と言ったり、他にも発表会で他の子と露骨に比べられたり、下手な子供は相手にされないなどがあります。
原因は様々ですが、熱心すぎる親がレッスンにガンガン口を出したり、影口を叩かれたりと、親の介入や陰湿な嫌がらせは厄介。(^_^;)
決して親が熱心なのは悪いことではないですが、そんな環境じゃダンスが上手くなるはずもなく、周りの影響を受けやすい敏感な子供の成長にも良くないですよね。
そういえば、子供の習い事で子供同士は仲がいいのに親同士の仲が悪いという状況がずっとあったのを思い出しました。
子供よりも親同士のトラブルのほうが多いのかもしれないですね。
特に中学生以下のキッズダンスは親が関わることが多いので、親同士のトラブルはあり得ます。
インストラクターとのトラブルもある
厄介なのが親同士だけでなくインストラクターとのトラブルがあること。
インストラクターが生徒をひいきをして、まともに指導してもらえないなど、インストラクターと親のトラブルもあります。
親のモラルの問題もありますが、インストラクターの指導力や経験不足、ダンススクールの管理体制もまだまだ不十分なところがあります。
親のモラルが悪ければ子供も乱暴になりますが、類は友を呼ぶのかそんな人が集まる治安の悪いスクール(笑)もありますからね。
人は見た目で判断できる部分も多いですが、ダンスのインストラクターや生徒の言動も見て判断するといいですね。
子供にダンスを習わせたくない親も少なくない?
学校でダンスが必修化になり、ダンスに興味を持つ子供は増えていますが、その一方で子供に習わせたくないな‥と思う親もいます。
ダンスのイメージが悪い
教育の一環としてダンスが注目され始めていますが、日本ではダンス(ストリートダンス)に対して悪いイメージが強い気がします。
- 派手な服装やヘアスタイル
- クラブ(危険・チャライ)の影響
- マナーが悪い(個人差が大きい)
- 外でダンス練習する(迷惑行為)
- ダンスは仕事の認識が薄い
このように、ダンスのイメージが良くない原因がいくつか挙げられます。
マナーに関しては個人差が大きいですが、派手なファッションやヘアースタイルなど、見た目が与える影響も大きいでしょうね。
将来に役立たないと考えられている
ダンスは将来に役立つかといえばそうとは言い切れません。
子供への素晴らしいダンス効果はたくさんありますが、将来のための投資という意味では、他の習い事への関心が強くなります。
ダンスに対する理解や知識が遠しい部分もあるでしょう。
体幹、リズム感、表現力、芸術的センスなどが必要な職業なら別ですが、親が同じ高いお金を払うならダンスとは違う他の現実的な習い事をさせたいと考えるのは自然なことですね。
キッズダンスでの親同士のトラブルの対処法
完全に防ぐことはできないですが、対処法がいくつかあります。
完全な対処法はない
- 子供同士のケンカやイジメ
- 親同士のいがみ合い
親同士・子供同士のダンススクールでのトラブルはいろいろありますが、基本的にトラブルを完全に解決する方法はありません。
やはり、一度、揉めてできてしまった溝は完全に埋めることはできないですし、一度、嫌いになった相手を好きにはれません。
また、子供同士、親同士の相性もあるので、仲良くするのは根本的に不可能です。
ただ、類は友を呼びます。
自分主義で生徒を贔屓したり、平気で悪口を言うインストラクターの元には同様の生徒が、思いやりがある先生の元には同様の生徒が集まります。
まずは、トラブルのリスクを回避するために、良いインストラクターがいるスクールを選びましょう。
マナーや礼儀を持とう
あいさつをしたり、お礼を言うなど、マナーや礼儀は大切です。
子供の年齢によって、親のフォローが必要な場合があります。
レッスン中にぶつかってしまったり、何かしてしまったら、親であるあなたが真っ先に挨拶に行き謝るなど、相手の子供や親のケアを大切にしましょう。
礼儀がしっかりしていれば、悪い噂を立てられることもなくなります。
どんな時も最低限のマナーと礼儀を持ちましょう。
適切な距離間を保とう
仲良くしようと意識したり、年齢が近い人がいると共通の話題で話が盛り上がることもあります。
ですが、相手のことを聞きすぎて深入りしたり、自分のことを話しすぎるのは控えた方が良いでしょう。
中には気が合う人がいて友達ができるかもしれませんが、適切な距離を保つと良好な関係が保てます。
友達を作りに行くわけではないので、レッスン後にご飯に誘われたりすることもあるでしょうけど、全てを合わせる必要はありません。
合わないと感じたら辞めても良い
トラブルは誰が悪いとかそういったことがなくても起こってしまいます。
無理する必要はないですが、気にしすぎず、へこまないようメンタルを保ってくださいね。
また、ダンススクールと相性が悪かったり、何かトラブルがあってキツイ状況なら、無理して通う必要はありません。
たとえば、あなたの子供は趣味で習いたいのにプロ志向のレッスンを受けてもツライだけですよね。
また、プロを目指している子供と同じレッスンを受けていると、その子供の親にやる気がないと目をつけられたりクレームを入れられることもあります。
ダンススクールが合っているのか、子供が楽しんでいるのかなどを見極めて、何かあった際は子供の意志や気持ちを尊重してあげましょう。
ダンスを習うか迷っている方はこちら
過度な心配は無用!自宅でも子供とダンスはできる
親同士のトラブルや、時にはスクール(インストラクター)と揉めることもあるでしょう。
習い事としてダンスを始めるなら、子供に合ったダンススクールが見つかれば良いのですが、それが難しいなら他のスクールや自宅でダンスを始めればいいだけです。
子供の習い事は、将来を考えて親がさせたいもの・子供がしたいもの、どちらを選ぶのか悩むところだと思います。
親としてはどうしても子供の将来を考えてしまうので、特にストリートダンスとなると余計に悩むかもしれません。
子供にとってダンスはどんな風に映っているのでしょう。
ダンスはステージで踊ってパフォーマンスするので、とても煌びやかでカッコよくてワクワクさせてくれる存在です。
誰しも、カッコ良くなりたい・目立ちたい・有名になりたい、そんな感情を抱いたことがありますよね。
ダンスはそれらの思いが全て叶う身近な夢となります。
ダンスは習うだけでは上手くならず、さらにダンスはわざわざ習わなくても上達できるものです。
ダンスが他の習い事より優れている点は、自宅でもできるということ。
たたみ1畳のスペースさえあれば、ダンスを始めることができ、気軽に楽しめますよ。
キッズダンスと親のトラブルの対処法のまとめ
どんな習い事も親同士のトラブルは起こりうるものです。
無理してダンススクールに通わなくても、ダンスは自宅練習で十分上手くなれます。
もし、あなたがスクールを検討されているなら、親同士の適切な距離感を保つとある程度のトラブル(親同士)は回避できるので意識してみてくださいね。