1年を通して、全国各地で多くのダンスイベントが開催されています。
ここでは年代別(小学生・中学生・高校生・社会人)に参加できる、14の有名なダンスコンテストやダンスイベントを紹介します!
ヒップホップダンスのイベントが中心ですがジャンル不問が多く、ダンサーなら外せないイベントばかりです。
観客として参加してもいろんな学びがあるので、ダンスが好きな人や趣味としてダンスをやっているなら、ぜひとも観てほしいダンスイベントです!
大注目!Dリーグ(第一生命)
Dリーグ(「第一生命 D.LEAGUE」)は2021年に開幕した、日本初のダンスのプロリーグです。
観客動員数は、シーズン2年目は約3万2000人、3年目は5万1000人と増え続けています。
Dリーグはプロのダンスバトルなので、参加企業のチームに入る必要があります。
誰もが出場できるわけではありませんが、大注目のダンスイベントです!
参加企業は2023年は14社あり、エイベックス株式会社や株式会社サイバーエージェント株式会社USEN-NEXT HOLDINGSなどです。
Dリーグに出場するダンサーには3つのポジションがあり、
- レギュラーダンサー
シーズンを通して出場するダンサー - スポットダンサー
ゲスト的なダンサーでチームに所属していなくてもいい - ディレクター
振付や演出
これらポジションから毎回8人が選ばれてダンスバトルをします。
チケット費用は数千円~高いものは万を超えますが、プロのステージは圧巻ですよ♪
有名なダンスのコンテスト・イベント
有名なダンスイベントとしては、WDC・アライブ・ディライト・ダンスダイナマイトの4つのコンテストは超有名です。
ヒップホップダンスだけでなく、ロックダンスやブレイクダンスなど幅広いジャンルのダンサーが参加できるコンテストです。
コンテストはバトル形式のものとチーム戦の2種類があります。
WORLD DANCE COLOSSEUM
日本発の世界一を決めるストリートダンスのワールドカップ、通称「WDC」というダンスコンテストです。
国内外から注目を集め、2009年より数々の伝説のバトルを繰り広げてきました。
2022年は総エントリー200チームから、オーディション形式で決勝トーナメント出場権を争いました。
一般部門は4つのジャンルがあり、ヒップホップ・ロック・ポップ・ワックの各ジャンルで優勝者を決めます。
バラバラの学校同士でチームを組んで参加することができ、高校へ通っていない対象年齢の場合も参加できます。
参加年齢・対象
- KIDS ALL STYLE 2on2
15歳以下(中学生以下) - HIGH SCHOOL ALL-STYLE
(16歳以上~18歳以下) - 2on2(HIPHOP POPPING LOCKING WAACKING)
高校生以上
2019年の優勝チームRUSH BALL(日本)
JAPAN DANCE DELIGHT
現役のプロダンサーが憧れて目指す、世界最高峰のストリートダンスコンテスト!
1994年から日本(大阪が始まり)で開催されており、世界的にストリートダンスのコンテストとして2番目に古い歴史を持っています。
2020年はコロナで中止でしたが、2022年までに28回開催され、2023年は29回目となります。
通称デライトと呼ばれており、日本のストリートダンスシーンを創り、最大規模のストリートダンスコンテストで、世界3大大会の1つとして知られています。
優勝すればダンサーとして世界的な名声が手に入る、ダンサーなら1度は出たい権威あるコンテストです。
出場できるだけでも名誉であり、final(本戦)に進出できるのはおおよそ40チームほどで、そこに勝ち残ったチームは一目置かれる存在です。
15歳~30歳代を中心に参加しており、決勝大会には約8000人もの観客が来場しています。
日本だけでなく、フランス、ドイツ、フィリピン、中国、韓国、シンガポール、ニューヨークなどの予選を勝ち抜いてきたトップレベルのダンサー達が集まります。
高校生(15歳以上)から社会人まで参加できます。
年齢制限・対象
- 参加年齢15歳以上
2021年史上最多の5度優勝したMOTAL COMBAT(ブレイクダンス)
2022年の3度目の優勝となる九州男児新選組(ブレイクダンス)
DANCE ALIVE HERO’S
2005年にDANCE@LIVE(ダンスアライブ)として日本で誕生し、 2018年にDANCE ALIVE HERO’Sに変更されました。
通称アライブと言われており、1on1形式(1対1)のダンスバトルを行います。
2008年には両国国技館で開催されるほどの大規模なダンスバトルイベントとなっています。
カテゴリーは4つあり、4style(一般部門)は4ジャンルのHOUSE・HIPHOP・BREAK・ALL STYLESが含まれます。
他に、中学生以下が参加できるオールスタイルズバトルKIDS、2019年から大学・専門学校対抗のRIZEがあります。
各ジャンルを1年かけて全国で予選を行い、勝ち上がったダンサーのみがメインステージの両国国技館に立つことを許されます。
アライブは延べ1万人以上の参加者を誇り、お世辞ぬきに最大級のダンスバトルでしょう。
賞金総額は420万円で、ファイナリストや優勝者は名声や地位を得られ、ダンス関係者から様々なオファーが来ます。
毎年、ストリートダンス界の日本最強を生み出している最強のダンスバトルイベントです。
年齢制限・対象
- 4style
高校生以上 - KIDS
中学生以下 - RIZE
大学生・専門学生
2022年の優勝者oSaam(ヒップホップ)
2017年ファイナリスト
(好きなダンサーなのでご紹介 )
ダンスダイナマイト
名古屋で32年続く(2022年時点)、老舗のダンスコンテスト!
通称「JDD」です。
1994年に開催された、東海地区で最も歴史の深い最大級のダンスイベントです。
プロのダンサーを目指す登竜門的な大会として知られています。
各地の予選を勝ち抜いたチームが日本一を競うグループダンスコンテストです。
2022年のシティーシリーズ第二弾(OSAKA DANCE DELIGHT VOL.37)は総勢66チームで争いました。
予選は主に札幌、仙台・東京・名古屋・大阪・福岡で行われ、本戦は8月か9月です。
ダンスジャンルは不問で、年齢の下限がなく、子供から大人まで幅広く参加できます。
参加年齢・対象
- キッズクラス
小学生以下(下限なし) - 中学ジュニアクラス
中学3年生以下 - 高校生シニアクラス
高校3年生以下 - オープンクラス
年齢制限なし
2022年シティーシリーズ第二弾優勝したダンスチーム
「HEX BEX×sucreamgoodman」(ヒップホップ)
シティーシリーズ第一弾TOKYO DANCE DELIGHT VOL.24
総勢55チームで優勝したダンスチーム「BOO+SHOW-GO」(ポップ)
年齢不問(社会人まで)のダンスイベント
他にも各地域で有名とされているダンスコンテストがあります。
まずは社会人や大学生も幅広く参加できるダンスコンテストから見ていきましょう。
DANCE@PIECE(ダンスアピース)
毎年約3000人を動員している関東のダンスイベント!
予選を突破した総勢28組のダンスコンテストやゲストショーケースなど、毎年年末に開催されるダンスの祭典です。
コンテストは全3部門あり、KIDS部門とGENERAL部門の優勝チームは世界最大級のストリートダンスバトルイベントDANCE ALIVE HERO’S FINALへの出場権、J&A-POP部門の優勝チームはアンダーグラウンドステージ(クラブイベント)での出演権を獲得できます!
フードコートやダンスグッズショップが充実しており、年末のダンス忘年会として多くのダンサーに親しまれています。
年齢制限・対象
- KIDS部門
中学生以下 - GENERAL
高校生以上 - J&A-POP部門
年齢制限なし
TRUE SKOOL
若手の登竜門コンテストとして人気を誇ります。
TRUE SKOOLは2003年に2008年に一度終了しましたが、2008年に復活!
若手ダンサーが数多くエントリーしており、ダンスチームだけでなく、ソロとしても参加可能です。
年齢制限・対象
- ジュニアの部
14歳以下 - 一般の部
15歳以上
ナンバーワン サマーフェスタダンスコンテスト
京都のダンスコンテストです。
中学生から社会人まで参加でき、ダンスコンテスト初心者~ダンスデライトのファイナリストまで、全国各地から幅広く参加されています。
賞金総額の「40万円」をエントリー数に多じて配当しており、過去の大会では優勝賞金が10万円を超えることもあったようです。
入賞できなくても、個人に協賛各社から食事券やTシャツなどの特別参加賞がもらえるのも嬉しいですね。
年齢制限・対象
- キッズ部門
小学生 - 中学部門
中学生以下 - 高校部門
高校生以下 - 一般部門
高校生以上(年齢制限なし)
中学生・高校生のダンスコンテスト
中学生や高校生が参加できるダンスイベントです。
大規模で有名なのはダンスアタックというコンテストです。
DANCE ATTACK
2001年にスタートした、中学生・高校生ダンサーのためのストリートダンスコンテスト。
ストリートダンスの甲子園バージョンとも言うべき全国的に知名度と伝統あるコンテスト!
Japan Dance Delightと運営元が同じで中高生のダンスコンテストの代表的な存在です。
西日本大会・東日本大会・中部大会と全国の予選を勝ち抜いたダンスチームから日本一を決めます。
中学生と高校生の混合チームもOKな、BATTLE ATTACK(チームバトル)もあります。
年齢制限・対象
- 中学生
- 高校生
2022高校生の部の優勝チーム「Flore」(ハウス)
高校ストリートダンス選手権
2013年から開催されている、高校のダンス部や同好会限定のダンスコンテスト!
3つの予選大会を勝ち抜いた上位10チームずつが決勝へ進出することができます。
総勢30チームの見応え十分な本格派ダンスコンテストです。
会場は出演者、観客合わせて1200人以上の超満員!
あの有名なバブリーダンスの登美丘高校が優勝しています。
2023年優勝「Butterfly effect」(ポップ)
2023年特別賞「Winate」(フリースタイル)
中学ストリートダンス選手権
中学のダンス部や同好会限定のストリートダンスコンテスト!
高校ストリートダンス選手権の盛り上がりを受け、始まったのが中学ストリートダンス選手権です。
予選大会は中日本・西日本・東日本の3つがあり、予選大会を勝ち抜いた上位チームが決勝大会へ進むこととができます。
2023年優勝「Williams Cafe NYC」(ヒップホップ)
2023年特別賞「Glory Glad」(ヒップホップ)
小学生向けのダンスコンテスト
小学生(キッズ)限定のダンスコンテストです。
STARZ(スターズ)
2007年に始まったSTARZは全国キッズダンスコンテストのことです。
全国各地(東京・大阪・名古屋・九州・北陸・四国など)で予選大会を開催し、勝ち上がったチームが年に一度行われる全国決勝大会にて日本一を決めます。
年齢制限・対象
- 小学生部門
小学1年生-小学6年生 - 中学生部門
中学3年生以下(小学生混合可)
SPROUT(スプラウト)
STARZと同様、2007年に始まった日本最大のキッズダンスバトル(2名からなるタッグバトル)です。
スプラウトはダンスバトルだけでなく、ファッションショーやダンスショーケースなども行われる夏の祭典です。
年齢制限・対象
- 中学生以下
SPARKY(スパーキー)
初心者限定のダンスコンテスト!
ダンスを始めて間もない、コンテストに初めて挑戦したい、そんなダンスチームを応援するダンスイベントです。
ダンスコンテストで入賞経験がないメンバーのみで構成されたダンスチームがエントリーできます。
STARZとSPROUTの決勝大会で行われるSPARKYの決勝大会に出場できます。
- リトルキッズ部門
小学2年生まで - キッズ部門
小学1年生-小学6年生まで - ジュニア部門
中学3年生まで(小学生と混合可能)
ブレイクダンスのイベント
ジャンルがブレイクダンスのみですが、ダンスイベントとして欠かせないので最後に紹介しておきます!
Red Bull Bc One
Red Bullがスポンサーをする、2004年に始まったブレイクダンス世界大会です。
1on1(1対1)形式のソロバトルで、
各国の予選を勝ちぬいた16人が世界一を争います。
2016年(名古屋)に日本人初となるチャンピオンが誕生しています。
Red Bull Bc Oneは、ブレイクダンサーとして確固たる地位を確立する為に、この大会を目標としているダンサーは多いです。
※BCはBreakdance Championshipの略
http://www.redbullbcone.com/en/
BATTLE OF THE YEAR JAPAN
通称BOTY(ボティー)。
1990年に始まった、毎年10月にドイツで行われているブレイクダンスの世界大会です。
RED BULL BC ONEはブレイクダンスのソロ世界一ですが、BOTYはブレイクダンスチーム世界一を決める大会です。
http://www.dancedelight.net/wordpress/?p=14591
まだまだダンスイベントがある!
ここでは有名なダンスコンテストやバトルイベントを紹介していますが、各地域でさまざまなダンスイベントが開催されています。
規模は異なりますが、参加できそうなダンスイベントを探してみましょう!
ダンサーとして参加したり、お客さんとして参加するだけでも刺激的で勉強になりますよ!
ダンスを楽しめる場所としてクラブもあるので、気になる方は「クラブに一人は危険!?初心者に優しい場所の特徴」を参考にしてください。
有名なダンスイベント・コンテストのまとめ
毎年、多くのダンスイベントが開催されています。
あなたが参加できそうなコンテストを調べてみてくださいね。
大規模は予選を勝ち残らないといけないので、初心者さんは小規模の大会は挑戦しやすいです。