何事も基礎が大切。
ダンスも超重要とされる基礎があるのですが、よく知られているものから、忘れられていたり、ほとんどの人が意識していない基礎もあります。
ダンスはさまざな基礎ができないと上手くなりません。
ここではダンスに必要不可欠な基礎の種類や効果、重要性などをお伝えします!
ダンスの上達は基礎練習がカギを握る!
ダンスの基礎は上達に欠かせないのは当たり前なのですが、ここでもう一度、基礎について確認しておきましょう♪
ダンスの基礎ってなに?
基礎とは土台のことです。
たとえば、スポーツなら体力も基礎の一つですが、競技に特化した「走る」「跳ぶ」などの専門技術は、そういった土台の上に成り立つものです。
そもそも、体力がないと練習ができないので技術は身に付きませんからね。
基礎は上達に欠かせない体の土台作りなのです。
基礎練習なしでは上達しない!
ダンスが上手い人と下手な人の大きな違いはやはり基礎。
上手い人は基礎を完璧にこなします。
ダンスの見栄えに直結するので、踊る姿を見ても基礎ができている人とそうでない人のダンスは一目瞭然。
ダンスに慣れてきた時が要注意!
ある程度、ダンスに慣れてくると、ステップや振り付けばかり反復練習をしてしまい、基礎練習が疎かになっていきます。
「なんかダンスが上手くならないな~」と悩みだす頃に改めて基礎の重要性に気付くんですよね。
基礎は中途半端に覚えるのが一番危険!
間違ったやり方や変な癖がついてしまうことがあり、直すのにとても時間がかかってしまいます。
基礎はダンスを始めた最初のうちに、鏡で確認しなくても自然とできるくらいしっかり身に付けておきましょう。
ダンスで重要な基礎はこれ!
ダンスは体が資本!
かつ、特殊な技術が必要な運動です。
「超重要なダンスの基礎」といえば、必ず挙がるのが以下の3つです。
- あらゆるダンス技術や動作の根幹!
=基礎体力 - 体を的確に操るコントロール能力!
=アイソレーション - 音に合わせてどんな動作でもリズムを刻むリズム感!
=リズムトレーニング(リズム感)
中でも、アイソレーションとリズムトレーニングは、ダンスの基本の動きを身に付けるのに最重要視されている基礎です。
それぞれの役割や効果などを詳しく解説をしていきますね!
1.基礎体力
スポーツは、それぞれの競技に特化したスキル(技術)が欠かせませんが、その土台となるのが基礎体力です。
基礎体力とは主に、スタミナ・柔軟性・筋力があります。
ヒップホップのステップや技などのスキルの土台となる基礎体力が乏しいと、上達する以前に、十分に体を使えなくてまともに練習すらできません。
躍り続けるスタミナ
持久力がないと、すぐに息があがってしまい、全力を出して躍り続けることができません。
体力が持たないと、ダンス練習も満足にできないので、上達スピードもガクンと遅くなります。
しなやかに動く柔軟性
柔軟性があると、怪我の予防に繋がり、間接が柔らかいとダンスがより大きく、そして、滑らかになります。
体が硬いと、ダンスの動きも固くなってしまい、あらゆる動作がすごくぎこちなく見えます。
ダンスを見れば、その人が体が硬いかどうかはよくわかるんですよね。
力強い動きや体を支える筋力
ダンスは、ムキムキになるほどの筋力は返って邪魔になってしまいますが、筋力が極端に弱いと、体を支えることができずにバランスが崩れてしまいます。
ダンスの姿勢を維持できなかったり、腕が上がらない、足が動かないなど、躍っている時のフォームも汚くなります。
また、ヒップホップで使われる技にダイナミックな床技があるので、筋力がないと苦労します。
これらの基礎体力を積極的に強化することで、ダンスの技術を効率的に体得できます。
たとえば、体力や筋力があれば運動の負荷やスタミナの消耗を軽減させることができます。
体幹を強化すれば、体の軸が強くなることでブレないダンスになり、ステップやターンのコツが掴みやすくなったりと、大きな好影響があります。
ダンスに必要な基礎技術だけでなく、その元となる土台(基礎体力)が大きければ大きいほど、より高度な技術を習得することが可能です。
ダンスをやっていると、これらの基礎体力は自然とアップしますが、それだけでは非効率。
だって、ダンスだけで柔軟性をつけるより、ダンス練習に加えて、毎日、寝る前にストレッチをしている人の方が早く柔らかくなるのは明確ですから。
あなたは基礎体力でどこか劣っていたり、不安なものはありませんか?
劣っている部分はダンス練習以外でしっかり補ってくださいね!
特に運動不足の人は、スタミナ、筋力、柔軟性と全体的に弱っているので、積極的に基礎体力の向上を行いましょうー!
2.アイソレーション
アイソレーションとは、体の各部分を最大限まで伸ばして単独で動かす基礎技術です。
指だけを曲げる、首だけを左に動かす、胸だけを前に出すなど多くの動作があり、体を細かく自在にコントロールします。
ダンスは体を大きく正確に動かせないと、動きがはっきりせず、まったく迫力のない躍りなってしまいます。
体の可動域(動く範囲)を広くして、体の各部位のコントロール能力を身に付けるためにはアイソレーションが欠かせません。
3.リズムトレーニング(リズム感)
ダンスのリズムはアップやダウンなどいくつかありますが、リズムのないダンスはダンスではありません。
ただ動いているだけになってしまいます。
ダンスはステップや振り付けばかりを練習しがちですが、正しいリズム取りができないまま振り付けを練習しても、不格好でなかなか上手くなりません。
初心者がダンスのリズム取りに慣れたり、あらゆる動作のなかでリズムをキープできるようになるためには、リズムトレーニングが重要です。
さらに忘れてはならないダンスの基礎
先述した基礎体力、アイソレーションやリズムトレーニングは超重要なダンスの基礎ですが、これらの基礎技術を支える土台となるものが2つあります。
それが、知識とマインド(考え方)です。
これらの存在を忘れている人が多いので、ぜひともこれからダンスを始めるあなたに意識して欲しい要素です。
4.知識
ダンスの知識は経験を重ねるごとに自然と増えていきますが、ダンスを始める上で、知識を知っているのと知らないのとでは大違い!
- どんやダンススタイルがあるのか?
- どんなステップや技があるのか?
- とうやって練習すればいいのか?
- どんな基礎があるのか?
- カウントの数えかたは?
プロダンサーのように専門家に匹敵するくらい詳しくなる必要はありません。
頭でっかちになると迷いが生じてしまうのでよくないのですが、こういったダンスの基本的な知識はぜひとも知っておいてほしいです。
間違った方法でダンス練習をしてしまったり、無知なままでは何かと不利なので、ダンスをやるなら知識も必要不可欠!
今はネットで調べれば、ある程度の知識なら容易く学べる良い時代になりました。
(逆にネットは情報が多すぎて困るかもしれませんが)
あなたもダンスの基礎について調べたらからこそ、このページを読んでくれていると思います。
気になったことはどんどん調べたり、お問い合わせくださいね!
5.マインド(考え方)
基礎を体得する上で「マインド=考え方」も大切です。
結果が出る人とそうでない人は、考え方が大きく異なります。
たとえば、結果が出ない人は、言い訳を探すことが得意だったり、できない理由ばかりを考えて諦めてしまいがち。
でも、結果が出たり、ちゃんと上達する人は、上手くなるためにどうすればいいのかを第一に考えます。
ダンスなら、
「ステップができない→運動神経が悪いから」
ではなく
「ステップができない→別のやり方を探す(研究する)」
考え方を変えれば少しずつ行動も変わるので、結果はずいぶん違ってきます。
グングン上達する人との違いは、意外と身体能力よりも気持ちや考え方など、精神的な部分がけっこう大きいです。
6.継続させるには気持ちが必要
何事も始めることは簡単で、ダンスなら最初のうちは意気込んで練習しますが、多忙など何かしら理由をつけて徐々にフェードアウトすることは珍しくありません。
ダンスに限らず、途中で止めてしまった経験は誰でもあると思います。
筋トレにしてもダイエットにしても、結局、続けることが一番難しくて高い壁になるんですよね。
継続させるためには、強い気持ちが絶対に必要です。
気持ちがなければ、ダンスが上手くなる以前に続かないし、諦めてしまいます。
あなたがダンスで挫折しないために、考え方や心構えもダンスの基礎を向上させる土台となり、物事を新たに始める上で欠かせない立派な基礎の一部だと思いますよ!
気負いすぎるとしんどいので、「上手くなりたい!」という気持ちをお忘れなく!
忘れがちなダンスの基礎のまとめ
ダンスの基礎は、基礎体力・アイソレーション・リズムトレーニング・知識・マインドの5つがある
ダンスの基本の動きが身に付くアイソレーションとリズムトレーニングの技術練習は最重要!
技術習得の土台となる知識・マインドの存在も絶対に忘れてはならない!